「博多豚骨ラーメンズ9」木崎ちあき
博多豚骨ラーメンズ9 (メディアワークス文庫) [ 木崎 ちあき ] 価格:671円 |
おもしろかった!最初見たとき、本が薄いなーと思ったけど、そのおかげか展開が速くて飽きる暇がない。馬場が入院中で居ないことを忘れるくらい、夢中になった。
今回の主役は、スリ兼ホストの大和。
彼の過去を9巻目にして知れることになろうとは…。
みーんな、色んな過去があるから博多のこの場所にたどり着いたんだね。
大和がメインの事件にこんなに関わるのは珍しい。
斉藤君も、今度こそ殺人会社じゃないまっとうな就職をした!と浮かれていたら、
社員が連続で失踪していることが判明。結局、彼が関わる会社がターゲットになるようになっている。注目されていいけど、きっと彼は一生不憫…。
天才情報屋・榎田は全ての上に立っている。それも再確認できる。
彼を出し抜こうと考えちゃダメ!その上の仕返しが待っている。
大和とのやり合いが、真っ当な若者同士で微笑ましい。
それにしても、最近、林ちゃんと馬場の家族感が増しているなぁ。
裏稼業の仲間たちがそれぞれ活躍して、入院中で出番が少ない馬場が最後の最後はとどめを刺す。王道で、楽しめる本だった。このシリーズで一番好きかも。