本の虫のおうち生活

雑食の読書好きによる感想

本を読むのが好きだ。

僕は読書が大好きだ。

もっと多くの人に本を読むようにアドバイスしたい。

本の中には、まったく新しい世界が広がっているんだよ。

旅行に行く余裕がなくても、

本を読めば心の中で旅をすることが出来るんだ。

      マイケル・ジャクソン

 

私は本が好きだ。
どんなにつらいときでも、心がどうしようもなく暗くなる時でも、

本は自分の味方で、心の支えだった。

人は同じような人と友達になるという。

仲間がたくさんいても、自分と全く違う考えをする人と出会い深い関係になるのはとても稀じゃないかと思う。

自分と心が合う人と会話をするのは何よりも安心する。

だけどそれでは新しい発見はない。自分と同じ考えの人と共感し合うことは大切だが、それは安心感を得ることは出来ても、進化することはない。

そんなときに必要なのは本なのだ。自分とは全く違う考えを、まったく相手と喧嘩をせずに知ることが出来る。活字を読むだけなのだから。

読んでいて、分からないな、自分と違うな、少しイラッとするなと思うことはあるけれど、ふと思う、これはただただ自分と違うだけなのだと。

もしくは、自分の知らないことを相手が知っているだけなのだと。

正直自分の生活ルーティーンの中で、そんな人に出会うことはまれだ。

同じことを繰り返して、気持ちのいい仲間と過ごしている生活だとしたら、そんな人はむしろ避けるべき存在で、積極的に交流したい相手ではない。

でも本だったら、相手の伝えたい思いが整理されて書いてある。

自分の考えと全く違う相手でも、受け入れられることがあると思う。

1時間の読書をもってしても

和らげることのない悩みの種に、

私はお目にかかったことがない

     シャルル・モンテスキュー

 

例え私がどうしようもなく耐えられない悩みを抱えていたとしても、本の世界に飛び込めばすべてを忘れられる。

例えそれが一瞬のことだとしても、その一瞬を得られる喜びが本にはある。

誰も私を分かってくれない

そんなことを思ったとしても、本の世界に逃げ込めば、誰かが助けてくれる。

長い歴史の中で私しか経験していない悩みなんてありえないなと思わされる。

自分が特別な人間な訳はないと。

沢山の人が悩んでいることを、ただ今私が経験しているだけなんだと…。

沢山の人が乗り越えて、幸せを感じるために頑張ってきた途中なんだと。

少しだけ安心させられるのが、嬉しい。

何百年も前の人と同じ悩みを共有している気がして、おかしくも嬉しい。

本の魅力は、何百年も前の人の心を感じられることにあるのかもしれない。

決して出会うことが出来ない人と、その時の感情を共有している感覚がたまらなくて、希望を抱かせる。

だから読書はやめられない。

 

 

 

 

ハローキティ手帳「Hello Kitty Diary Book 2021」

 

ハローキティ ダイアリーブック 2021 [ 主婦と生活社 ]

価格:1,430円
(2020/12/4 20:35時点)
感想(0件)

 何年か昔から、欲しいなと思っていた手帳。2021年の手帳は、3冊目だけれど、あまりの可愛さとコスパの良さに抗えなかった…。

コンビニや、本屋さんで毎年見かけていて、この手帳にこのコスパ!?とびっくりして、何度も買おうと主太けれど、もう来年の手帳を買った後で、良い訳として「私には可愛過ぎるか…」と思ってきたけれど、ついに買ってみて良かった!!!!!      伝統のある手帳だけあって、中身が行き届いていて満足感が高い。

全編カラーでこの可愛さで、この値段はありがたい。

「え、可愛い!」と一瞬で目を付けてそれでこの値段!と驚いたそれが惹かれた理由。

良くあるマンスリーと、片側がウィークリーとメモの形。

それにプラスして、家計簿、時候の挨拶、郵便料、よくある「これはいらないんじゃない!?」が付録でついている。でも、よく考えると必要なものだったりする。

だって、時候の挨拶や、郵便料、テレフォンガイドをちゃんと理解している人は少ないと思う。少なくとも私は「へぇ~!」っと思った。

結局色々考えて、使いやすいのかもしれない。マンスリーとウィークリーが連続していた方が個人的には好みだけど、キティちゃんのイラストが全部にちりばめられていて、なにも書かない週や日があったとしても空白に感じる事が無いんじゃないかと思う。

口コミを見ていると、何年も使い続けている人のコメントが多くて、納得した。

このクオリティを毎年出してくれるのなら、幸せを感じられる。

家に置いておいて、必要な時だけ使って、可愛いイラストに癒される。とにかく使い倒す、人それぞれあると思うけれど、使い勝手も良くて、見た目も好みの手帳を見つけるのは至難のわざなところもあるので、目で見て楽しい、使って楽しいいいとこどりの手帳だった。

この手帳を眺めているだけで、テンションが上がるから、「人生の良いコトだけをかくこと手帳」にしようと思う。要らないことはいらない。自分のモチベーションが上がることが一番人生の活力だから…。

 

「特捜部Q」Pからのメッセージ

特捜部Q-吊された少女- 下 ハヤカワ文庫 / ユッシ・エーズラ・オールスン 【文庫】

価格:946円
(2020/12/3 21:51時点)
感想(0件)

デンマークの隅っこ刑事。私が見た第二作。

傷ついた主人公の刑事が復帰する作品。幼い兄弟の誘拐事件。相いれない宗教の関係。

とてつもなく重いお話。幼い子供が誘拐される話だから当たり前。でも、主人公とパートナーの穏やかな関係が少し気を楽にしてくれる。宗教が相容れなくても、考え方が違っても、心がつながれば、意外とうまくいく。それを感じさせてくれる関係が素敵だな、と感じる。

異質なものを排除しても、それはその人の本質ではない。

その人にも守るべき人がいる。その人の信念がある。自分の価値観がすべて正しいと思っていては、死ぬ前に後悔する。そんな雰囲気。

でも、何も伝えなかったら、何も考えてないことと同じ。

犯人がいることを、音でわかる捜査官たち。背景の音はどうしようもない。

結構と言うか、かなり重い話だけれど、文化の違いの誘拐事件に対する警察の対応を感じられて楽しかった。

どの国でも、親の子への想いは変わらない。それだけは変わらないなあと思えたお話だった。主人公も立ち直ってくれるでしょう!!

「もっと、やめてみた」わたなべぽん

もっと、やめてみた。 「こうあるべき」に囚われなくなる暮らし方・考え方 [ わたなべぽん ]

価格:1,100円
(2020/11/30 20:08時点)
感想(5件)

やめてみた」第二弾。人生は、いらないことがいっぱいだ。
日常をつづったコミックエッセイなので、読みやすくて身近に感じられる。クスッと笑うシーンが多くて、ずっと楽しかった。

プチプラのをたくさん買うより、どうしても欲しくて買った”少しいい”物のほうが心がときめくのは、そうだなぁと思った。
100円ショップや、何百円のアクセサリー、そんな値段に見えなくて気に入ったけれど、心からときめいたわけではない。
「これがこの値段なら買おう」と言うこと。それはときめいてないな…。気に入ったものを長く使う、昔から言われていることがやっぱりいいのかなと感じる今日この頃。

人間関係をやめてみた。人に気を使うと言って、自分中心をやめてみた。
作者さんが言うように、「自分の話ばかりする人」と「自分が人にどう思われているかばかり気にする人」はどっちも自分の事しか考えてないのかも。
あまりに人に気を使われると、「あなたの意見は何なの!?」と少しイラッとするように、自分が相手に嫌われないか気にするのは、自分中心に物を考えていて、相手と一緒に自分もちゃんと楽しもう!としてないのかな…。あまりに自分にピッタリな話で考えさせられた。少し心が痛い…。

相手が楽しそうにしていて、嫌な気分になる人はあまりいないと思う。自分の楽しみを少し考えることも人間関係では必要なのかな…。

軽く読める本だけど、短い人生、必要なことは少ないよ!と考えを変えてくる良い本だった。もっと読んでみたい。

「特捜部Q」キジ殺し

【送料無料】特捜部Q カルテ番号64/ニコライ・リー・コス[DVD]【返品種別A】

価格:3,678円
(2020/11/29 20:51時点)
感想(0件)

デンマークのお話なのかな?

amazonprimeで配信されていたので、見てみた作品。

変わり者の未解決事件捜査の刑事と、そんな彼に振り回される相棒が奮闘するお話。

2人のどうしようもない関係性に笑ってしまう雰囲気が良いなぁと惹かれた作品。

事件としては、何十年も前の殺人事件の闇にを追うお話。寄宿学校の生徒の闇があまりに激しくて、驚いてしまう。

薬やタバコにお酒、何でもありの雰囲気の国の雰囲気に驚いたけれど、その文化の違いや非現実な世界観に浸れたら、ハマってしまった。

実際、とてもおもしろかった。すごくラフな警察の雰囲気の中で、いつのまにか血の気多く熱血に事件を捜査する二人の刑事(一人の女性アシスタント)に感情移入をしてしまって、頑張れ!!と応援していた。

アメリカ、イギリスなどの海外ドラマを見慣れている人も、最初雰囲気の違いにびっくりしても、見続けたらハマってしまう映画だと思う。少し軽い、アニメのような雰囲気もあって、ワクワクできる映画だった。スリルも多くて、スカッとするシーンもあれば、これでいいの?と思うシーンもある。見慣れない展開が新鮮だった。

他の作品も見てみよう…。

「やめてみた。」わたなべぽん 

やめてみた。 本当に必要なものが見えてくる、暮らし方・考え方 (幻冬舎文庫) [ わたなべぽん ]

価格:506円
(2020/11/25 21:42時点)
感想(10件)

ミニマリストの簡易版?日常の中で要らないものはたくさんあるんじゃない!?と思った主婦の作者さんの漫画エッセイ。

ストイックにはなれないけど、今の生活の中でトキメキを感じないのに、習慣だから、なんかしてないと変な気持ちになるからと、なんとなーく続けていることを、一個ずつやめていく。それだけで、心に余裕が生まれて、新しいことを身につける気持ちが生まれる。

「新しい物を受け入れるには、今あるものを捨てなければならない」

その通りだと思う。心のキャパシティは決まっているんだと思う。何となーく続けていて、止めるのは無理だと思っている物でも、一回でも一週間でもやめてみれば、なーんだ、要らないんだ!と気づくものは多い。習慣を作るのはとても難しいけれど、壊すのは簡単。要らない習慣はすぐに壊れてくれる。(結構、ありがたい)

プチプラのアクセサリーをたくさんコレクションして、眺めているのが好きでも、少し高いお気に入りのアクセサリー1個を、大切にしている方が心がトキメイたりする。

すごくわかる。使い捨てだと思って買うものより、好きで楽しんで買ったものの方がそりゃ素敵だよね。それをずっと眺めている方が、トキメクのは当たり前。

それに、世間の常識にのっとって、大切にしている物。              必要だと思っている物、この作者さんが言うように、例えば「炊飯器」、いい性能のものが世の中には出回っているけれど、土鍋で炊くご飯も少人数ならいい。

最近、私の家でも古い炊飯器が壊れて、レンジで炊けるものに替えたので良くわかる。「なんだ、無くたって大丈夫じゃん!!」と思えて、正直びっくりした。

自分の気持ちは少しのことで変わるんだな。

何かを無くしたら何かを得る。幸せそうな作者さん夫婦を読んで、素敵だなぁと思えた。何度も意識を変えるために、読みたいエッセイ。

簡単に、軽く読める漫画にこんなに共感できる、おもしろく、当たり前に疑問を持って、自分を変えるきっかけになる素敵なエッセイでした。