本を読むのが好きだ。
僕は読書が大好きだ。
もっと多くの人に本を読むようにアドバイスしたい。
本の中には、まったく新しい世界が広がっているんだよ。
旅行に行く余裕がなくても、
本を読めば心の中で旅をすることが出来るんだ。
私は本が好きだ。
どんなにつらいときでも、心がどうしようもなく暗くなる時でも、
本は自分の味方で、心の支えだった。
人は同じような人と友達になるという。
仲間がたくさんいても、自分と全く違う考えをする人と出会い深い関係になるのはとても稀じゃないかと思う。
自分と心が合う人と会話をするのは何よりも安心する。
だけどそれでは新しい発見はない。自分と同じ考えの人と共感し合うことは大切だが、それは安心感を得ることは出来ても、進化することはない。
そんなときに必要なのは本なのだ。自分とは全く違う考えを、まったく相手と喧嘩をせずに知ることが出来る。活字を読むだけなのだから。
読んでいて、分からないな、自分と違うな、少しイラッとするなと思うことはあるけれど、ふと思う、これはただただ自分と違うだけなのだと。
もしくは、自分の知らないことを相手が知っているだけなのだと。
正直自分の生活ルーティーンの中で、そんな人に出会うことはまれだ。
同じことを繰り返して、気持ちのいい仲間と過ごしている生活だとしたら、そんな人はむしろ避けるべき存在で、積極的に交流したい相手ではない。
でも本だったら、相手の伝えたい思いが整理されて書いてある。
自分の考えと全く違う相手でも、受け入れられることがあると思う。
1時間の読書をもってしても
和らげることのない悩みの種に、
私はお目にかかったことがない
シャルル・モンテスキュー
例え私がどうしようもなく耐えられない悩みを抱えていたとしても、本の世界に飛び込めばすべてを忘れられる。
例えそれが一瞬のことだとしても、その一瞬を得られる喜びが本にはある。
誰も私を分かってくれない。
そんなことを思ったとしても、本の世界に逃げ込めば、誰かが助けてくれる。
長い歴史の中で私しか経験していない悩みなんてありえないなと思わされる。
自分が特別な人間な訳はないと。
沢山の人が悩んでいることを、ただ今私が経験しているだけなんだと…。
沢山の人が乗り越えて、幸せを感じるために頑張ってきた途中なんだと。
少しだけ安心させられるのが、嬉しい。
何百年も前の人と同じ悩みを共有している気がして、おかしくも嬉しい。
本の魅力は、何百年も前の人の心を感じられることにあるのかもしれない。
決して出会うことが出来ない人と、その時の感情を共有している感覚がたまらなくて、希望を抱かせる。
だから読書はやめられない。