本の虫のおうち生活

雑食の読書好きによる感想

「博多豚骨ラーメンズ7」木崎ちあき

博多豚骨ラーメンズ7 (メディアワークス文庫) [ 木崎 ちあき ]

価格:627円
(2020/7/19 12:00時点)
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馬場の過去に迫る前編のお話。

あらすじ

 馬場が殺し屋になるきっかけになった事件の犯人が出所した…。13年越しの復讐に燃える馬場は、「この殺しが成功したら殺し屋をやめる」覚悟をして…。

 

感想

 馬場の人生が少しずつ分かっていくお話。飄々として何を考えているのか分からない彼の気持ちがちょっとだけ理解できたような感じ。それにしても周りに愛される男だな。年上の人からしたら可愛いのかも。

林ちゃんジロー達の手伝いで、小百合さんも巻き込んでの昏睡強盗退治のお仕事。婚活パーティに参加させられた小百合さんの手腕が見事過ぎて笑っちゃう。これは馬場も本気になっちゃうよね。なぜか分からないけど好きなんだよね小百合さん。

馬場が大けがをして病院に運ばれたところまでしかないので、「ここで終わりか」と一瞬思ったけど、待ちわびておこう。

野球チーム・ラーメンズはやっぱり馬場が中心なんだな。でも、彼が裏稼業のみんなを集めてストレス発散のためのチームを作ったんなら、急にやめちゃうのは勝手すぎだよ。彼がいないと存続は難しいくらいの存在感。

好きにさせといて急にいなくならないで~”私の好きな歌みたい。