本の虫のおうち生活

雑食の読書好きによる感想

「映画 あたしンち」家族の絆は何ものにも変えられない

一度見たことのある作品。

こんなに素敵な作品だったのかとの驚き。正直びっくりした…。

もちろん好きな映画だったけれど、こんな感動したっけ…?

 

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最初に見たときは、アニメシリーズとの性格のギャップに驚いた気持ちが強くて、気持ちが入り込めなかったのかな…。もちろん、映画の二時間にまとめなくてはいけないから、少しだけイメージが変わってしまうのは、アニメ映画のあるあるで、仕方がないのだけれど…。

 

1)入れ替わり

あたしンちのお母さんと娘のみかんの心が入れ替わってしまうお話なので、お母さんが高校に、みかんが家の家事やママさんづきあいに行くことになる。慣れない生活に戸惑う2人。特に、お母さんの学校は大変。この時頃の子にとって、学校は世界の全て。

 

2)修学旅行

みかんの京都への修学旅行のお話。こんなに修学旅行を楽しみにしているなんて、私には信じられないけれど、行けないことに涙するみかんが微笑ましくて哀しくて…。青春を感じるみかんと、青春を取り戻す母。親友・しみちゃんの懐の大きさに感動。「持つべきものは友達」母の言葉が身に染みる…。

 

3)母の同窓会

母の故郷に二人で帰る2人。学生時代の母がそのままで笑っちゃう。母の性格ならだれにでも愛されるだろうな。昔を懐かしむことは、素敵だなと思う。振り返る人生があるなんて、それだけで良いコトなんだよ。その時は辛かったことでも、思い出として振り返れば悪くない。笑い話にでもしたらいい。

 

4)再びの入れ替わり

ユズが一生懸命調べた入れ替わりのベストなタイミングに、身を削って頑張ったお父さん。それは良いんだけれど、ユズとお父さんの出番が少なくない?まあ、母と娘の個性が強すぎるのかな。

 

他は、鳩と入れ替わって2年!!!な田中さんの扱いよ…。悲しい物語があったはずよ。鳩と入れ替わるなんて…。なのに、あっさりとした登場と退場。逆に潔い。

 

一回目に見たときより、隅々に目を凝らせて楽しめた。こんなに見どころが満載の作品だったとは…。キャラが変わり過ぎ!!と色眼鏡で見てごめんなさい。

母と娘の絆はもちろん、家族の絆は特別だと感じられる、素敵な作品でした。